さぁ、オレと恋をしてみようか

千織さん…。大丈夫、きっとお父さんは、わかってくれる。


お母さんという、強い味方だっているんだしね。


千織さんの車を見つけると、また一時間ほどかけて帰るドライブが始まる。


「どうだった?初デートは」


運転中の千織さんは前を向きながらも、話を振ってくれる。


「すっごく、すっごく楽しかったです!クラゲもキレイでしたし!」
「あー、そうだな。透明に光ってたもんな。クラゲにあまりいいイメージはなかったけど、見方が変わったな」


見方が変わった…?いいイメージが、なかった…?


じゃあ、千織さんもあのクラゲを初めて見たの…?


「あの、千織さんが前に来た時は、クラゲいなかったんですか…?」
「あぁ、クラゲ?うん、いなかったよ。だから、すげぇ感動したよ」


そうなんだっ。千織さんも初めて見たんだっ!