さぁ、オレと恋をしてみようか

〝オクダ〟が見えてくると、そこには1人の男性が立っていた。


「あ…。千織さんだ」


思わず立ち止まり、見つめる。いつもはエプロンをしていたから、私服を見るのが初めてで、私服の千織さんに心臓がドキドキとする。


ごくごく普通の動きやすそうなデニムにTシャツ。


ラフな格好なのに、似合いすぎてる…。


どうしよう、カッコイイ…。ポーッと千織さんを見ていると、視線に気付いたのか、コチラを見た。


そして目尻を下げ、微笑むと、わたしに軽く手を上げコチラに向かって歩いてきた。


「おはよう」
「お、おはようございますっ」


あー、朝に会う千織さんも爽やかでステキっ。


「どうして、立ち止まってたの?」
「え?あ、あの…千織さんがステキすぎて、見惚れてたというか…。あ、わたしなに言ってるんだろっ…」