さぁ、オレと恋をしてみようか

「だから、千織くん」
「は、はいっ」
「芽衣子のこと、抱きたくなったら泊まりの許可あげる」
「えっ、あ、えー?」


ちょ、お母さん!?なに言っちゃってるの!?


〝抱きたくなったら〟て…!!千織さん、返事に困ってるじゃん!!


「その代わり、避妊だけはしっかりね。まあ、そこら辺はオトナだし心配ないと思うけど」


な、なんかわたしたち、まだデートもしてないのに、話がおかしくなってるような…。


まあ、でもお母さんはお母さんなりに、心配してくれてるってことなんだろうけどね…。


「ってことで、明日のデートは9時に千織くんが芽衣子を迎えに来るってことで決定ね!」
「は?ちょ、お母さん!勝手に決めないでよ!」
「なに言ってんのよ。オトコが迎えに来るのは常識でしょ」


えー?それ、なに基準…。もしかして…。


「お母さん、もしかして〝オトコがお金も出すに決まってるでしょ!〟の考えの時代…?」
「なによ、時代って。時代なんて関係ないでしょ。デート代は、オトコが出すものでしょ」


あー、やっぱり…。だと、思った。