ちなみに何故、スマホを見たのを、その彼女たちのみにしなかったのか。
念のためってやつだ。
他にも撮っている人たちがいたら心配だったから。
他クラスのスマホを見るのは、ロックの解除番号を調べる量も膨大になるし、時間割も調べる必要があったから。
他クラスまで調べるのは、泣く泣く諦めた。
「…先生たちに、言うつもりかしら?」
今までずっと黙り込んでいた先輩が、口を開く。
相変わらず私は、笑っていた。
私は復讐者でもあり殺人者でもあり、脅迫者でもあるようだ。
「…さぁ、どうしようかしらね」
口ではそう言うけど、言うつもりなんてない。
先生に言う、だけで私の復讐心も怒りも、静まらないから。
彼女には、相応の罰を受けてもらわないといけないの。
「言わないで!
言ったら、お父様になんて言われるか…」
やっぱり、お父様は怖い存在か。
まぁ、別に関係ないけど。
勝手に先生にチクられる恐怖でも味わってなさい。
…チクるなんて、ヌルいことはしないけど。


