愛ニ狂ッタ人








「ねぇ…愛恵の返事…聞かせてヨ…」





ペロッと首筋を舐めてみると、園田愛恵はビクッと震えた。

そして、ぎこちなく頷いた。





「俺のこと、好き…?」

「ええ…好きだわ……」





…内心僕は溜息をついた。

こんなあっけなく終わってしまうなんて。

もう少し、僕を嫌うかと思っていたのに。

遊びたかったけど、早く始末しなくちゃ。






「嬉しい…。
俺、愛恵のこと愛してみせるよ。

…愛恵、喉乾かない?」






頷いた馬鹿女を見て、僕は踵を返し歩きだす。

後ろからヒヨコのようにくっついてくる園田愛恵。

馬鹿すぎて軽く眩暈を覚えたけど、気にしないしそんな素振りは見せない。

…本当僕って、演技力抜群だよね。

俳優に向いているんじゃないかな?





ま、

キョーミないけど。