その流れで仲良くなった。
名前はなつき。
身長は標準、髪はセミロングでいつもかわいくアレンジしてる。
見た目も中身もすごく女の子。
徒競走が終わり、玉入れまでかなり時間があるあたしと暇ななつきは応援しながらずっとおしゃべりしてた。
ガールズトークってやつを。
愛華は今年も保健委員で忙しいみたいだ。
「美空!!わり、俺のタオル持ってきて」
遠くから蓮に大声で呼ばれた。
その瞬間、女たちからの鋭い視線が突き刺さったのは言うまでもない。
「ん、さんきゅ。ついでにジャージ持ってて」
「がんばれ~」
「お~う」
ヒラヒラと手を振って歩く後ろ姿には余裕が感じられた。
まぁ、蓮足速いしね。
アイツにできないことはあるのかな?
「蓮くんと妙に仲いいよね」
任務を終えて、応援場所に戻ってきたあたしはなつきの質問攻めにあった。
なつきはさっき受け取った蓮のジャージを凝視して、ん~と唸った。
同じ部活だからじゃん。
それ以上でもそれ以下でもないよ、あたしたちの関係は。

