目を凝らすと、戦いはすでに始まっている様だった。
鬼羅と琉鬼くんが、軽やかな体を翻し、敵をいなしていく。
次々に倒されていく人。
それでも、敵の数は一向に減らない。
「人間め!覚悟しろぉぉぉ!」
その時、新たな声が軍を成して近づいてくる。
「あれは・・・」
初めて見る。
鬼羅たち以外の鬼たちだ。
その鬼たちが、鬼羅たちに加勢する。
鬼と人間の、壮絶な争い。
どうして争わなくてはいけないんだろう。
鬼は人間が嫌いで。
人間も、鬼が嫌いで。
双方は相容れることはできないの?
でも、この戦いの発端は自分にある。
だからこそ、胸が痛い。


