鬼姫伝説 Ⅱ



目を凝らすと、戦いはすでに始まっている様だった。
鬼羅と琉鬼くんが、軽やかな体を翻し、敵をいなしていく。


次々に倒されていく人。
それでも、敵の数は一向に減らない。




「人間め!覚悟しろぉぉぉ!」




その時、新たな声が軍を成して近づいてくる。




「あれは・・・」




初めて見る。
鬼羅たち以外の鬼たちだ。

その鬼たちが、鬼羅たちに加勢する。
鬼と人間の、壮絶な争い。



どうして争わなくてはいけないんだろう。



鬼は人間が嫌いで。
人間も、鬼が嫌いで。


双方は相容れることはできないの?



でも、この戦いの発端は自分にある。
だからこそ、胸が痛い。