それにしても・・・。
なんで私がこんなところに閉じ込められないといけないのよ。

男が出て行った後、扉に向かうと鍵がかけられているのか開かない。




「もー。ここどこなのよ!」




心細い。
おばあちゃん・・・。
恵・・・。



こうなることを望んでたんだよね、私。




これで、おばあちゃんも恵も幸せになれるかな。
だったら、私いっそこのまま・・・。

気分がどんどん沈んでいく。
薄暗い部屋に取り残されて思考はどんどん暗く闇の中に落ちていく。




「でも、寂しいよ・・・」




一人ぼっちは、寂しい。
寂しいよ・・・。






「女、出て来い」