鬼羅の、一つ一つの言動に千代さんへの思いが溢れてる。 それがわかるから余計に辛い。 私の思いは、通じ合うことはないのだと。 私の思い―――――。 ――鬼羅の事、頼みましたよ・・・ 私の? 私の、鬼羅へのこの想いは。 本当に、私のものなの? 千代さんの思いを、自分のモノだと勘違いしているのではない? 私は千代さんの生まれ変わりで。 私の中には、千代さんがいた。 怖い。 怖い・・・。 この気持ちは、一体誰のものなの?