頭が重い。
眠っていたはずなのに、ひどく疲れた感じがする。

どうしちゃったの、私・・・。



「大丈夫か?」

「ん・・・。寝てたはずなのに・・・体が重くて・・・」

「そうか・・・」



私の肩を支えてくれていた鬼羅の手がピクッと反応する。
顔をあげ鬼羅の顔を見上げると、何か思い悩んでいるような複雑な表情をしていた。


なに・・・?





でも、この日だけじゃなかったんだ。





この後も、眠って起きたら違う場所にいたり。
それは決まって鬼羅の側で。
眠っていたはずなのに、身体はずっしりと重く、頭はズキズキと痛む。



眠った気になれず、寝不足みたいな日々が続いた。




そして、決まって鬼羅は辛そうな何か隠しているような表情で私が落ち着くのを待っていた。
なにを隠しているの?




私の身体、一体どうしてしまったの?





普段だけが胸に蓄積されていく。