(なんでこんなにドキドキするんだろ…。)

ハヤテは思わず胸を押さえ、その鼓動の速さに戸惑った。

(好き…?まさか…。)

相手の事をよく知りもしないで、好きになんてなるはずがないと、ハヤテは自分に言い聞かせた。

(オレなんかといてもつまらないだろうし…。周りにはいっぱいイイ男がいそうだし…。あの子だって、そのうち飽きるだろ。)