Hazy moon night

「いるわけないだろ。」

「なんで?」

「こんな地味で目立たない上に愛想もなくて、気の利いた話のひとつもできないようなつまんない男が好きなんて、よほどの変わり者か物好きだよ。そんな趣味悪い人なんか、いるわけない。」

ハヤテがめんどくさそうに答えると、メグミは小走りにハヤテの前に回り込んだ。

(…なんだ?)