Hazy moon night

メグミに会いたくてどうしようもなくなって、車を走らせ、会いに行く夜もあった。

互いの寂しさを埋めるように抱き合った後は、ハヤテの中の迷いがまた大きくなった。

このままでいいのだろうか?

本当にこれが、メグミにとって幸せだろうか?

本当は“会いたい”“寂しい”“もっと一緒にいたい”と言いたいのに、ハヤテを困らせないように我慢しているのではないか?

今はまだ、ほんの少し無理をすれば会う事もできるけれど、ロンドンに行ってしまえば、そんなわけにもいかない。

誰よりもメグミを幸せにしたいと思いながら、また素直に“会いたい”と言う事もできないつらい恋を、今度は他でもない自分自身がさせているのではないかとハヤテは思った。

(そろそろ、答えを出さなくちゃ…。)