Hazy moon night

冬休みが終わると、卒業公演のソロピアニストに選ばれたハヤテは、再びピアノの練習に明け暮れる毎日を送っていた。

また思うようにメグミと会えない日々が続く中で、ハヤテはヒロに言われた事を考え続けていた。

メグミと離れたくないと思うのに、ヒロについてロンドンに行きたいと言う思いが、ハヤテの中で日毎に強くなっていく。

その事をメグミに話す事もできず、ただ一人でぐるぐると思いを巡らせた。

複雑な迷路をさまようような、簡単に答えの出せない苦しみに苛まれる日々が続いた。