Hazy moon night

ロンドンに行って、ヒロが見つけ出した若いミュージシャンと一緒に、音楽をやってみたい。

自分がどこまで上を目指せるのか、試してみたい。

いつか父親が教えてくれた、“颯天”と言う名前に込められた父親の願いが、ハヤテの脳裏にちらついた。


“迷わず自分の道で上を目指して、いつか
天辺(てっぺん)に立つ男になれるように”


真剣に悩んで自分の道を選んだら、あとは迷わず自分を信じて上を目指すのみ。

迷いが生じると、うまくいかない事を人のせいにしたり、上を目指せなくなった時に、誰かのためだと言い訳したりする。

ハヤテは長年ピアノを弾いてきた中で、似たような理由でピアノを辞めていった人達を目の当たりにしてきた。