Hazy moon night

思いもよらない父親の話に、ハヤテは、今まで母親を嫌ってきたのはなんだったんだろうと思った。

本当は思いきり誉めて欲しかった。

誰よりも頑張った事を認めてもらいたかった。

わかりにくい母親の愛情を知って、ハヤテは、今更過ぎると苦笑いした。

母親に教えられたピアノは、自分にとって唯一の取り柄だと思っていたが、今では将来を左右するほどの最大の武器となった。

母親から与えられた物はとてつもなく大きい。

最後に、母親のためにピアノを弾く自分の姿を見てもらうのも悪くないとハヤテは思った。