Hazy moon night

頭を抱えるハヤテを見てひとしきり笑った後、ヒロはハヤテの肩をポンと叩いた。

「ハヤテ、卒業したらオレんとこに来いよ。もちろんミュージシャンとしてな。」

「ミュージシャン…?養子じゃなくて?」

「残念ながら、オレには既に息子がいるんだ。養子ならかわいい女の子の方がいいな。オマエの彼女みたいな。」

「はぁ。…って、なんすかそれ!!」

「いやいや、そこに深い意味はねぇよ?とりあえずだ。うち、来る?」

まるで“家に遊びにおいで”とでも言うかのような軽いノリで言うヒロに、ハヤテは一抹の不安を覚えた。

(大丈夫なのか、この人…。)