Hazy moon night

ピアノの発表会などで浴びる視線とはまた違って、今までに感じた事のない視線にハヤテは戸惑った。

(まぁ…気にしないようにしよう…。この子は変わった子なんだから。無意識のうちに視線で男をオトすタイプだな。それとも策略か?オレには関係ないけど。)

ハヤテは気を取り直してピアノに向かい、選んだ楽曲の譜面を見ながらピアノを弾き始めた。

最初こそメグミの視線を気にしていたハヤテだが、ピアノを弾いているうちにいつしか没頭して、そんな事はもう、頭の中から消えていた。