Hazy moon night

学校を出たハヤテは、いつもメグミと手を繋いで歩いた帰り道を、急ぎ足で歩いていた。

さっき目にした光景が、目に焼き付いて離れない。

(なんで…?好きなのはオレだけだって…好きじゃなかったらキスなんかしないって…全部、嘘だったのか…?)

拳をギュッと握りしめ、唇をかみしめたまま、ハヤテは歩き続けた。

「待って…ハヤテ!!」

後ろから走って追いかけてきたメグミの声に、ハヤテは立ち止まる。

「お願いハヤテ、待って…。」

ハヤテの腕を掴もうとしたメグミの手を、ハヤテは思いきり振り払った。