Hazy moon night

(まぁ、今日だけはいいか…。変わった子だけど、悪い子ではなさそうだし…。オレの人生、この先こんなかわいい子と歩くなんて事、2度とないかも知れないし…。)

今日はこんな事を言っていても、そのうち自分の事なんか忘れて、ピアノを聴きにも来なくなるだろうと思いながら、ハヤテはメグミの歩幅に合わせて歩いた。

(今日だけ、今日だけ。)

今日だけと思う反面、もし彼女なんかいたらこんな感じなのかな、ともどこかでおぼろげに考えたりもしながら、ハヤテはメグミを家まで送り届けた。