Hazy moon night

「私が澤口さんを好きなのは…迷惑ですか?」

「迷惑ってわけじゃないけど…。」

メグミ以外の女の子に、こんなふうに好きだと言われたり、抱きつかれたりしたのは初めての事だった。

でもハヤテは、メグミと知り合った頃に手を握られたり、満員電車の中で寄り添われたりした時のように、ドキドキしたりはしなかった。

(よくわからん…。これが俗に言う人生最大のモテ期ってヤツなのか?)

ハヤテは他人事のように、そんな事を考えた。