ハヤテはメグミからのメールを読みながら、少し口元をゆるめた。

(“誰よりも特別で大切な人”か…。嬉しいな…。でも…“できれば…”って…?)

やはり少し何かを言いたげな、寂しさを含んだようなメグミの言葉が気にかかる。

(オレが離れてくって思ってるのかな…?)

明日もメグミに会えたら、思いきり抱きしめて“どこにも行かないから一緒にいよう”と直接伝えようとハヤテは思った。