Hazy moon night

ハヤテはメグミの様子が少し気になりはしたものの、あえて何も聞かなかった。

時折冷たい風が吹き付け、吐く息は白い。

「寒いね。」

「ここ最近、急激に寒くなったな。」

「ハヤテの手、温かいよ。」

「メグミの手は冷たいな。」

ハヤテは繋いだ手をコートのポケットに入れ、少し照れ臭そうにしている。