「梨李菜ってあんなんだけど意外にも良い奴だから仲良くしてみたら?」

それは少々分かる。いい人だってことは最近分かった。だけどそれ以前に…

「自分を見てるようでなんか嫌です。」

そう言うとまた悠令くんは笑った。

「確かに。スペックとか違うけど、性格似てるよね!!何て言うか人を寄せ付けないって言うか?高飛車って感じな?」

貶されてるのか誉められてるのか分からない。

「あっ。そうそう。今度俺と梨李菜と店長とでプール行くんだけど美結ちゃんも来ようよ!」

プールか…久しく行ってないな…。夏休み暇だし行くか。

「良いですよ。暇ですし。」

「よし!これで楽しいこと増えたでしょ!!来週の火曜日!駅前集合ね!!」

そう言って悠令くんは仕事に戻っていった。

来週の火曜日…か。