食事を終えて吉野さんは優雅にコーヒーを飲んでいる。

「さて。美結ちゃんこのあとどうしようか。」

このあと…このあと…このあと!?

まあ、そうだよね…そうなるんだよね…

こんな高い店払えるわけないし払ってもらうばかりじゃダメだし…

「そんなに畏まらないでよ。優しくするからさ♪」

あたしの思考回路であっていれば…あっていれば…。

「分かりました…。」

恥ずかしいけど…勇気を出す。