離してなんてあげねえよ




「あ……」


「誰もあなたを否定などしません、私も私の夫もです」



にっこりと天使のように笑う



この笑顔を見ると、湊のあの優しい笑顔が目に浮かんだ



涙があふれる


「美嵩先生、いや、美嵩さん。今まで湊がお世話になりました」



「いえ…、逆に私がお世話になりましたよ。頼りになれる…いい人でした」



「ありがとうございました。湊も大好きな人と過ごせて幸せだったと思います」




お母さんはペコリと頭を下げた



「じゃあ、失礼しました」