園田は、よく言えば実直な人物である。 が、せっかちなところのある美智子からすれば、いっそ焦れったいだけの朴念仁だ。 この楡の大木のような男が相手では、今時の若い女の子はすぐに退屈を覚えてしまうだろう。 しかし華ならば、と美智子は想像する。 全体に野暮ったい園田という男から、真心だの誠実さだのといった長所の核心を、うまく見付け出してやれるに違いない。 二人とも背が高いので、並んだときの見栄えもよいだろう。 美智子は一人こっそりと笑った。 この想像の筋書きを、なかなか気に入っている。