やっぱり、生徒会に入っちゃった私が悪いのかな…
と考えたところで、
いやいやいや、おかしいでしょ。
絶対におかしいでしょ!
そもそも私はなんでこんなことになってるんだ!
と、我に返る。
なんだかその場に流されてしまったけれど、
私にはこんなイジメみたいなことを受ける理由がない。
だって、生徒会には勝手に、勝手に!入れられただけだし。
樫村先生に色目を使った覚えもない!
なんなら目を合わせるのもちょっと怖い。
蓮先輩に言いよった覚えもない。
言いよるも何も、そんなに会話が続かない!
とにかく、全部ありえない!!
…段々腹が立ってきた。
「生徒会に関わるな?ふんだ!私は生徒会役員ですー!入るからにはちゃんとやるって決めたんだもん!」
わざと口に出して自分に言い聞かせる。
「あんなケバ集団がなんなの!?私は折れないから!」
さっさと戻ろう。
私は教室に向かって歩き出した。
