結局のそのままうろちょろしているだけで時間は過ぎ…
いつの間にか学校が始まりそうな時間になっていた。
憂鬱なまま教室に入ると「花梨っ!!」っと今一番会いたかった人の声がする。
「カンナ………」
泣きそうになるのをグッとこらえて席に着く。
やっぱり周りの人の目は冷たくて、教室は居心地の悪い物だった。
「花梨、やっぱりこうなったじゃない。」
少し怒りを含んだ目で私を見る。
実際に会ってしまうとカンナには何も言えなくて…
忠告されていたにもかかわらず
生徒会と関わってしまった事に今更公開が押し寄せる。
「…っ大丈夫!心配ないよ」
そんな私の口から出てきたのは強がりだった。
本当は辛くて怖い。
この先更にひどくなるんじゃないかって思うとどうしていいのか分からなくなる。
「花梨…」
カンナがそう呟いた事さえも気づかないふりをした。
自分で解決するしかない。
誰にも迷惑をかけちゃいけない。
誰も傷つけてはいけない。
もう、誰も……
