昼休みに来たばかりの生徒会室の扉を開ける。
そこには詩音君と柊さんと
会長がいた。
「フン、やっと来たか」
机に肘を置き偉そうな態度を取っている会長。
その前に置いてあるソファに腰をかけてお茶を飲む二人。
......なんか怖いなぁ。
「あのぉ、何で私呼び出されたんですか?」
カンナの忠告のこともあり、
私は早く帰りたかった。
さっさと用件を済ませてこの部屋から出たかった。
なのに......
「今日からお前、庶務だから」
「「「はぁっっっ!!!???」」」
突然の一言に私の思考回路はショートする。
「ちょ、ちょっとつーちゃん!いきなり何言い出すの!?
ビックリしてお茶吹いちゃったじゃん!」
詩音君はお茶に濡れた口元を拭いながら会長の方を向く。
「そのお茶の被害受けたんだけど」
「お、お茶もしたたる良いオトコだよっ!」
明らかに機嫌の悪い柊さん。
「.....椿さぁ、生徒会に女いれるとかありえないんだけど、
頭湧いてんの?」
「湧いていない。ところで、橘花梨。返事が無いようだが、
その沈黙はイエスと受け取るぞ?」
「ま、待って下さい!何で私がっ?」
やっと言葉が出てきた。
