「…そうだったんだ」


詩音くんって生徒会のメンバーだったのか…
生徒会といえば、今日の朝の…会長を思い出す。なんだかなあ。


ていうか、イケメン生徒会って言われてるの…?



「イケメン生徒会はあたしが呼んでるだけだけどねー」

ニコニコしながらカンナは話を続ける。


「うちの生徒会のクオリティはすごいわよー!みーんな、かっこいい!」


確かに、詩音君は可愛い系とはいえかっこいい。

それに、会長だって…まあ、顔は整っていると思う。



「イケメン情報ならあたしに任せて!」

胸を張って言うカンナを見て私は自然と笑顔になっていた。


なんか、いい人が友達になってくれたなあ

少し安心して、そっとため息をつく。

ちょうどその時、さっきの先生らしからぬ先生が入ってきた。