はっ!とっさに出てきちゃったけど、これ、手つないでるよね!?
周りの目を気にして振り払ってしまった。
「あ、ごめん!いやだった?」
詩音君が謝ってくる。
いやーっ!ごめんなさい!!びっくりしちゃっただけなの!!
全然嫌とかじゃないからー!!
「ううん!!違うからっ!全っ然嫌じゃないよ!!」
思いっきり頭をふる。
ぶんぶん全力でふる。
「う、うん、わかったから、落ち着いて?大丈夫だよ、わかってたから」
へへ、と笑いながら私をなだめる詩音君。
「だって、今までも結構ベタベタしてたと思うし、それでも拒否とかされなかったもん」
..................確かに。結構いまさらだったな。
「花梨ちゃんは優しいねっ!!」
うーん、今まであんま気にしてなかっただけなんだけどなぁ.......
言われてみれば、詩音君はいつも私と一緒にいてくれている。
まあ、そりゃ他の女子の皆様に反感買うよね................
「詩音君も優しいよ!」
詩音君は、優しくって、皆から好かれてるし、
きっと辛い思いとかしたことないんだろうなぁ。
正直言って、羨ましい人生だよなぁ。
なんて思ってから、謎の褒め合いになってしまった会話を終わらせるため、違う話をふった。
