「俺の力で、いや、生徒会の力をもってして、お前を傷つけた3人は退学にする。それに、いじめもなくすように力を尽くそう」
会長さんは大きく息を吸ってからこういった。
「だから、これからも続けろよ」
私の答えは一つに決まっている。
そんなこと言われなくたって、
私は生徒会を続ける。一度頑張ると決めたんだ。
「もちろん!これからも頑張らさせていただきます!!」
「これからもよろしくお願いします!会長さん、蓮先輩、詩音君、カッシー先生!」
そして………
「柊さん!」
名前を呼ぶと、柊さんはふんと言ってそっぽを向いた。
「そーだ!そういえばね、シュウちゃんてば、抜けがけして花梨ちゃんのところに行っちゃっ…」
「それ以上言ったら殺す」
「ひぃぃ!こわっ!」
詩音君はオーバーリアクションで怖がるまねをする。
なんだか可笑しくて、くすりと笑ってしまった。
「花梨ちゃんはね、笑ってる方が可愛いんだよ!」
詩音君が満面の笑みで私に話しかける。
_____詩音君の方が可愛いんじゃ…
なーんてね。
「ありがとう、元気づけてくれて」
「そーゆーことじゃなくてー!」
生徒会が私にとって居心地のいい場所になるのも、どうやら時間の問題そうだ。