Crocus ~花と私と生徒会~



「花梨ちゃーーーん!!だいじょーぶ!?!?」


ばーん!!とドアを勢いよく開けたのは詩音君だった。

その後ろには会長さんと蓮先輩とカッシー先生がいる。

「ごめん!!本当にごめん!!」


「なんで、みんなここに…?」



不思議で頭がいっぱいになる。

「なんでお前らまでくんだよ」


柊さんが軽く舌打ちをして、顔を背ける。



「約束守れなかったあ!」

え?約束?

あー、そっか。
いじめのことバレちゃったのか…



「あー、つーか俺が言っちゃったんだわ。詩音は別に約束破ってねーよ」

カッシー先生が私と詩音君のやり取りを聞いて口を開いた。

「そーなんだけどー!でも、バレちゃったのはバレちゃったんだし!何度でも謝るよ」




「大丈夫だよ」

私はお辞儀をする詩音君に頭を上げるように言う。

「…花梨、俺も謝りたい」

会長さんが申し訳なさそうに会話に入る。
蓮先輩も目を伏せがちで、気を使っているように見える。


「俺が強引に生徒会に引き入れたから、こうなった。申し訳ないと思っている。それに、お前の苦しみに気づくことも出来なかった。」

会長さんのこんな顔初めて見る…



「樫村先生から、全部聞いた。詩音は知っていたようだが、いてもたってもいられなかった」