「えっと、ここの生徒ですよね?
職員室まで案内してもらってもいいですか…」
遠慮がちに訪ねてみると彼女は私の手を取って「もちろん!」と言いながら大きく振った。
「僕の名前は仲谷詩音!二年生だよー」
同い年だったのか.....
「私は橘花梨です!よろしくね詩音“ちゃん”」
彼女の手をしっかりと握り返した。
「……何か勘違いしてないー?
こう見えても僕男だからね」
え…えええええぇぇぇぇ!?
______その後、なんだか気まずい雰囲気のまま
詩音君の後ろを小走りで着いて行く。
「ついたよー」
ようやくたどり着けた職員室の前には何だかホストのような、タバコを吸った男の人が立っていた…
「し…詩音君」
あの人誰っ?という視線とともに詩音君の袖を掴む。
すると詩音君は苦笑いを私に向けてから
「ほらカッシー怖がられたー!
今日ぐらいは吸わないでっていったじゃん!」
そのまま前の男性の肩を軽く叩いた。
