森の魔導師と黄金の羽根

このあたりでよく食べられる穀物のトゥーラを水で煮たものを主食に。



干し肉を細く裂いたものと、野菜を細かく刻んだものを具材として入れ、

酸味のあるベルロの実をつぶしたものをベースの味にして、香辛料で風味づけしたスープを添えて。




「――』いやぁ、おいしかった!

ご馳走さまでした!」




簡単な朝食を終えると、レオヌート師は満足気に手を叩いた。




「リーゼときたら、成績優秀な上に、料理まで上手だなんて!

ほんとうに、いい弟子が来てくれたなあ」




「いえ、ありあわせのものしかなかったので、ほんの簡単なものです。

もっといろんな食材とか調味料があればいいんですが」




「いやあ、十分だよ。とってもおいしかった。

ありがとう、リーゼ」




「………どうも」




料理を作って「ご馳走さま」なんて言われたのは初めてで。


図らずも動揺してしまった。