森の魔導師と黄金の羽根

そういえば、レオヌート師は初め、老人の姿をしていた。


つまり、変身系の魔法を使えるということだ。


と、いうことは。



「………まさか、その姿も、仮そめの姿なんですか?」



どうせ、あたしを騙そうとしているんだろう。


そう思っていたけど、レオヌート師は首を横に振った。



「いや、これは、魔法を使っていない本当の姿だよ。

私はどうやら、人よりも若く見えるらしいね」



「またそんなこと言って………もう騙されませんよ」




あたしは険しい顔でレオヌート師を見た。


でも、どうやら冗談ではないらしい。




「嘘じゃないよ。信じてくれ、リゼロッテ。

私はね、悪戯は好きだけど、嘘は好きじゃないんだ」




レオヌート師は真剣な眼差しでそう言う。


なんとなく気圧されて、あたしは素直に頷いた。