森の魔導師と黄金の羽根

「ところで、お師匠さま」



「ん?」



「エードリヒ師のこと、ご存知ですか?」




あたしがそう言うと、レオヌート師が眉をあげて、




「エードリヒ? ああ、もちろん、昔から知っているよ」




と頷いた。




「懐かしいなあ、エードリヒ………。

君、彼のことを知っているのかい?」



「はい。学園でとてもお世話になっていますので」



「ああ、そうか。

あいつは今、魔術教師をしているんだったね。

へえ、あいつがねえ、想像がつかないな」




レオヌート師はくすくすと笑っている。




「あいつはね、フェルーエの中等部のとき、教師にとんでもないイタズラをして、謹慎をくらったことがあるんだよ。

そんなあいつが教師だなんてね、ほんと、笑えるよなあ」



「いえ、あなたよりは100倍真面目に、魔術師としても教師としてもしっかりと勤めていらっしゃいます」



「おお、なかなか言うじゃないか、リゼロッテ!」




レオヌート師はけらけらと声を上げて笑った。