森の魔導師と黄金の羽根

………の、はずなのに。




「なんで、あなたみたいな人が、魔導師になれたんですか!?」




魔力はあたしよりも弱く、

しょぼい魔法しか使えず、

挙句の果てには魔力をふざけた悪戯のために無駄づかいする、

とんでもない魔術師。



この人が本当に、『レーメルン王国の財宝』とまで言われる『魔導師』の資格の持ち主なの!?




あたしの怒りの叫びを聞いて、レオヌート師はへらりと頬を緩めた。




「ほんとにねえ、不思議なものだよ。

私自身もね、どうして魔導師免許状を授与されたのか、不思議でたまらなかったよ。


誰かが推薦でもしてくれたのかな?

もしかしたら、魔術省の勘違いかもしれないね。


でもほら、もらえるものはもらっとけ、なんて、よく言うだろう?

だから、こりゃラッキーだ、ってことで、ありがたく頂戴したんだよ」




あはは、と笑いながら、レオヌート師はお手製のお茶を飲んだ。