森の魔導師と黄金の羽根

あたしは怒りに震えそうな拳を必死で堪えながら、とくとくと説教を始めた。




「魔法というものは!


人々を困らせる魔物を退治したり、

病に苦しむ人々を奇跡の力で癒したり、

悩みをもつ人々に助言をして救ったり、

あるいは未来を占って政治を動かし、この国を正しい方向へ導いたり、

そういうことのためにあるのです!


こんなことは、魔術学園の初等部の学生でさえ知っている、魔術界の常識でしょう!


それなのに、あなたという人は………!

こんな下らないおふざけのために魔法を乱用するなんて、魔術倫理に反します!

魔術師の風上にも置けません!!


しかもあなたは、仮にも魔導師でしょう!

魔術師たちの鑑にならなくてどうするんですか!!」




あたしがこんなにも怒り狂っているのには、ちゃんとした理由があるのだ。