森の魔導師と黄金の羽根

「おっ、反魔法か。早いねえ。

さすが、フェルーエ学園の首席!

こんな優秀な子が弟子に来てくれたなんて、まったく光栄だなあ」




嬉しそうにぱちぱちと手を叩くレオヌート師を、あたしは渾身の眼力で睨んだ。




「………お師匠さま。

ちょっと一言、よろしいですか」




今度こそ、ちゃんと緊張感のある低い声が出た。



レオヌート師はきょとんとした顔で、




「なんだい? リゼロッテ」




と小首を傾げた。


そのやけに可愛らしい仕草さえ、あたしの怒りに油を注ぐ材料でしかない。




「あなたは、一体………魔法というものが、何のためにあると思っているのですか!?」



「へ?」




レオヌート師は、今度は反対側に首を傾けた。