森の魔導師と黄金の羽根

………学園のことを思い出して、魔術師国家試験への決意を新たにしていた、そのとき。




「リゼロッテ。お茶、飲むかい?」



のほほんとした声で、あたしは不意に現実に引き戻された。



目の前には、やけにわくわくしたような様子の、純白の髪の男。


榛色の瞳が微笑んでいる。



そうだ、レオヌート師………あたしは、とうとう魔術実習生になったんだ。


気合いを入れなきゃ。



あたしはにっこりと笑みを浮かべて首を傾げる。




「わあ、お茶ですか?

ありがとうございます、頂きます」



「そう、じゃ、淹れてくるよ」



「あ、そんな、お師匠さまに淹れていただくなんて申し訳ないです!

私、やりますので、台所と茶葉の場所を教えてください」




立ち上がってそう言うと、なぜかレオヌート師は、困ったように眉を下げた。