森の魔導師と黄金の羽根

エードリヒ師はおかしそうにくくくと笑って、ドレアルト老師に向き直った。




「リゼロッテがご面倒をおかけして申し訳ありませんね、ドレアルト老師。

あとは私が引き受けますので、老師はどうぞお戻りになってください」



「ああ、そうかね。助かるよ、うん。

じゃあ、後は頼んだよ」



「ええ、どうぞお任せください」




胡散臭いくらいの笑顔を浮かべて、エードリヒ師はあたしの頭をがしりと掴み、ドレアルト老師に向かって頭を下げさせた。




「ほれ、リゼロッテ。老師に謝れ」



「………っ。

お忙しいところお手数おかけしてすみませんでした………」



「おっ、いい言葉を知ってるじゃないか。

偉いぞ、リゼロッテ」



「あたしももう16歳ですから!」



「ほう、あの小汚いガキだったリゼロッテがなぁ」



「うるさいですよ!」




そんなやりとりをしていたら、ドレアルト老師はそそくさと立ち去って行った。