森の魔導師と黄金の羽根

あたしはいらいらと舌打ちをしながら、目の前で困ったように額の汗を拭っているドレアルト老師を睨みつけた。



………もしかして、こういう反抗的な態度が、教師たちの反感を買っていて。

それで、嫌がらせとして《森の魔導師》を充てがわれた?


うーん、ありえなくもない……。



あたし、こういう性格だから、先生たちにもすぐに反発しちゃうし。


教え方が下手な先生とか許せないから、「分かりにくいんですが」とか授業中に言っちゃったことも多々。


でも、それでこんな意地悪するなんて、大人げなくない?



………なんて、ぐるぐる考えていたら。




「失礼いたします、ドレアルト老師」



涼しげな声の挨拶とともに、あたしの後ろにある扉が開いた。


その瞬間、まるで救いの神でも現れたかのように、ドレアルト老師の顔がぱっと輝いた。



「エードリヒ君!

いいところに来てくれた!」