森の魔導師と黄金の羽根

そんなヘボ魔導師が、なぜか毎年、魔術実習生を受け入れているのだ。


まったく迷惑な話だ。

まともに魔法を使えない魔導師のもとで実習したって、将来のために何の役にも立たないじゃないの。



だから、生徒たちは、


『ちゃんと勉強して卒業試験で良い点数をとらないと、森の魔導師のところに実習に行かされるぞ』


なんて噂しあっているのだ。



………そんな奴のところに、なんで、このあたしが弟子入りしなきゃいけないの?


学園はじまって以来の優等生であるあたしが?



そんなヘボ魔導師より、あたしのほうが絶対に優秀だって自信あるし。


あたしは、どんな高等魔法も使いこなすことができる。


しかも、成功率は9割以上。



この学園の教師をしている魔導師の先生たちと比べても、負けず劣らずの威力と安定感がある。



………そんなあたしが、どうして。


どうして森の魔導師なんかの弟子にならなきゃいけないわけ?



ああ、考えれば考えるほど、腹が立って仕方がない!!