森の魔導師と黄金の羽根

とにかく、魔術実習を終えなければ、首席で卒業しようが何だろうが、国家試験を受けることができないってわけ。



そして、実習の完了は、

実習先の魔術師が

『この生徒は誠心誠意実習に努めた。

かつ、魔術師として活動するに足る力量を備えている』

ということを証明する修了証を作成して、

さらにその修了証をもって学園の先生たちと面接試験をして、

それでやっと認められる。



ついでに言うと、このときの実習先がどこかという点が、国家試験に受かった後の就職活動の際にも、かなり重要なポイントになると言われている。


有力な魔術師のもとで実習を受け、その力量を保証されたとあれば、いいところに雇ってもらえるのだ。



つまり、あたしにとって、この魔術実習先というのは、ものすごく大事な問題ってわけ。



まあ、実習生を受け入れる魔術師たちは毎年同じメンバー(主に学園の卒業生)で、

しかも卒業試験の成績順に有力なところに振り分けられるって聞いていたから、大して心配してなかったけどね。