森の魔導師と黄金の羽根

でも、魔術師国家試験は、誰でも受けられるわけじゃない。




まずは、国家公認の魔術学校で高等部3年までの全科目を履修して、単位を取得すること。



そして、卒業試験に合格すること。


あたしは今、ここの段階。

ちなみに、卒試の成績も、いつも通りダントツの首席だった。

フェルーエ学園はじまって以来の、史上最高得点だったらしい。

ま、あたしにとっては当然の結果だけど。



で、次がーーー問題の『魔術実習』だ。


卒業試験に合格したとしても、この『魔術実習』を履修しないと、国家試験を受けることができないのだ。



ほんと、何段階ふませれば気が済むんだか、と呆れてしまう。

まあ、それだけ魔術師志望者が多いってことよね。



そうして、実習を終えて、超高倍率の国家試験に合格して、そこでやっと、『魔術師』の資格が授与される。



魔術師免許状があれば、魔法学校ーー強力な結界によって、魔力が外に出ないように封じられているーーの外でも、つまり一般社会でも、あらゆる魔法を使うことが許されるのだ。