*
「…………どうしてですか?
どうして、このあたしの実習先が………あの『森の魔導師』なんですか?
納得できるように説明してください!」
あたしが声を荒げると、ドレアルト老師は困ったように眉を下げた。
「そんなこと言われてもねえ………。
もう決まってしまったことだしねえ。
まあ、これもご縁だと思って。
レオヌート師のもとで勉強させてもらっておいでよ」
なだめるように言われて、あたしの怒りはさらに燃え立つ。
それじゃ、まるであたしがわがままでも言ってるみたいじゃない。
あたしはまっとうな主張をしてるだけよ!
「レオヌート師のところで勉強することなんて、あたしにはありません!」
「まあ、そう言わずに………」
「とにかく、どうやって実習先が決められたのか、教えてください。
納得できるまで、あたしはこの部屋から出ませんから!!」
あたしは強い口調で言い放ち、腕を組んだまま、ドレアルト老師の前にある黒革のソファにどかりと腰を下ろした。



