森の魔導師と黄金の羽根

「それ、よくできてるだろう?

中にね、私のオリジナル魔法を仕掛けてあるんだよ。


客が来たときは、必ずそれに座らせるんだけどね。

まあ、みんなよく驚いてくれて。

だってほら、まるでアレの音みたいだろう、くくく………」





心底たのしそうに笑うレオヌート師の顔を見て、とうとう、あたしの堪忍袋の緒が切れた。



これから師匠になる人だし、気に入られたいから大人しくしておこう、って思ってたけど…………。



………もう、無理!!


我慢できないっ!!





「…………ふざけるのもほどほどにしてださい、お師匠さま!!

こんなの、魔力の無駄づかいです!!」





あたしは思いきりレオヌート師を睨みつけて叫んだ。



ところが、この変人魔導師ときたら………。




「あ、いいねえ。

その『お師匠さま』っていう呼びかた!

なんだかくすぐったいなぁ」