森の魔導師と黄金の羽根

「ーーーさあ、答えなさい。

あんたは、だれ? 何者なの?

勝手にレオヌート師の小屋に入ってくるなんて、どういうつもり………」




そこまで言って、あたしは、はた、と我に返った。



そして、男の首に刃の背を押し当てたまま、さっと視線を走らせる。




ーーーレオヌート師が、いない。



いったい、どういうこと?




「…………いててて。

いやあ、リゼロッテ。

君、とっても強いんだね」




唐突にとぼけた声が聞こえて、あたしは視線を落とす。



純白の髪の男が、おかしそうな笑みを浮かべてあたしを見上げていた。




「でも、そろそろ解放してくれないかなあ、リゼロッテ。

私は腰が痛くなってきてしまったよ」